昨晩から今朝にかけて関東地方に降った雪は、小石川区で住宅と同じ高さにまで達する記録的な積雪となった。
住民生活を直撃したかに思われたが、あまりの規模にかえって混乱は少ない模様。
そんな中、音羽にある化学研究所からは史上最凶のウィルスが持ち出され、ばら撒かれた。
ウィルスの感染力は強く、マスクなどの効果はなく、また壁やガラスすら通過してしまうと言う。
感染者に自覚症状がないため、大規模な感染拡大(パンデミック*)がすでに引き起こされている可能性がある。
なお、感染して発病した場合にも、これと言った症状は出ないという。
ある感染症(特に伝染病)が世界的に流行することを表す用語。
語源はギリシア語で「全ての人」を表す、パンデミア。
2009年の新型インフルエンザ(H1N1型)の世界的流行が記憶に新しい。
てぬぐい(143) 週刊少年マガジン
さよなら絶望先生, 久米田康治
お歳暮商戦でにぎわう高島ぁ百貨店に、ねぶみ小僧が現れた。
売り子の名札を値札に変えるという早技を見せ、さらにオークションハウスへも予告状と共に現れ、多くの美術品を値踏みした。
多くは6千円~1万円と値踏みされ、価格が暴落したが、適正価格ではないかとの見方も出ている。
一方、アニメーターの月給を50万円と値踏みするなど、不当に安すぎる状態に陥っているモノには、正当な対価をつけた。
義賊としての評価が高まっているが、都会派と田舎派があるようで、値踏みをめぐっての対立も見られるようだ。
てぬぐい(143) 週刊少年マガジン
さよなら絶望先生, 久米田康治
柵高校(仮)の糸色望教諭と、2年へ組の女子生徒数名が、海岸で入水心中を図った。
直前に糸色教諭は、「都会の無関心に絶望した」などともらしており、女子生徒も口々に、「渾身のギャグが滑った、死にたい」「(誕生日を)結局誰も真剣に祝ってくれなかった。死にたい」「皆さんを不快にしてしまいました。死にたいです」とこぼしていたことから、一時の共感のままに、心中したものと見られる。
目撃者も複数いたことから、誰かが止めるのではないかと、傍観者と化してしまったため、惨事につながった。
てぬぐい(143) 週刊少年マガジン
さよなら絶望先生, 久米田康治
日本列島を飛び越えて、太平洋上に落下したと報道されていた「アレ」が、柵高校の校庭に墜落しているのを、同校教諭糸色望さんと生徒らが発見した模様。
偶然同校野球部の取材に訪れていた弊紙記者が、その様子を確認するも、盛り上げられたマウンドからわずかに覗くロケットの噴射部と思しき金属と、どこかで聞いた覚えのある音楽に乗せて踊りを踊る生徒の姿しか見られなかった。
糸色教諭によると、古より地元に伝わる国威発揚のお祭りと、そのご神体であるとのこと。
これ以上の追求は危険があるため、行わないものとする。
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さよなら絶望先生, 久米田康治
小石川区の柵高校(仮)からブームに火が着いた「自首トレ」は、瞬く間に全国各地に広がりを見せている。
国会議員の九割が、何らかの汚職への関与を自首し、年明けから国会は完全にストップしてしまい、自主回収が相次いだための物不足も深刻さを増している。
昨年からのmixi・掲示板などでの犯罪告白がブームのはしりと見られ、今後もしばらくは続きそうな見通し。
自首の自主規制などが必要との声も、一部には上がっている。
てぬぐい(143) 週刊少年マガジン
さよなら絶望先生, 久米田康治
ミステリートレインに乗車していた麻生総理は、熟慮に熟慮を重ねた結論として、「借金は次の世代へ先送りすることを決断」したと談話を発表。
すでに税率の引き上げ自体は、半ば決定事項となっている状態で、次は「消費税率論議」線に乗車を予定している麻生総理。
車中での議論によっては、今後の方向性は変わるとしているが、すでに終着駅の決まった論議に、「行き先の決まったミステリートレイン」ではないか、との批判も高まっている。
てぬぐい(143) 週刊少年マガジン
さよなら絶望先生, 久米田康治