今から30年前、わずか10歳で女流プロ入り、12歳で名人位を獲得した天才少女「チッチ」こと千鳥チコさん、その後行方不明となっていたが、ここ「独立将棋国家」にてキャバクラ嬢として生活していることが判明した。
10数年ぶりに姿を現した「チッチ」は酒をがぶ飲み、タバコをスパスパ吸い散らかすなど、将棋人口を300万人を増やしたと言われるアイドルの面影は全くなくなっており、当時ファンであった文字山ジローさんはショックを隠せないようだ。
だが、見た目は衰えたとはいえ、チッチさんの棋力は圧倒的で、澄野久摩さんには全駒取りで圧勝、続く文字山さんもあっという間に投了に追い込むなど、その強さは当時以上に凄みを増している。
果たしてチッチさんは鬼将会のメンバーなのか?彼女の今後の動きが気になるところ。
武士(221) 月刊ヤングジャンプ
ハチワンダイバー, 柴田ヨクサル
鬼将会アジトの地下に存在する独立将棋国家にて、前代未聞の勝負が執り行われる。
なんと将棋でメイドに勝つとそのメイドをゲットできるという、まさに夢のようなこの企画。勝者に与えられるメイドとなるのは中静そよさん(19歳)。通称「アキバの受け師」と呼ばれる女真剣師である。
本来であればこの独立将棋国家では、互いに掛け金を取り合い、獲得金額が100万円になると地下から出られるというルール。中静さんも掛け金を持っていないわけではないのだが、今回はお金ではなく自分自身を賭けての勝負に出たようだ。
ちなみにこの企画、参加者は負ければ1万円を中静さんに支払うことになっており、ゴールの金額、つまり100人集まった時点で参加は締め切りになるのだが、募集開始直後、一瞬で100人が集まる事態に。
さらに中静さんは100人同時に勝負するという100面打ちを宣言。独立将棋国家始まって以来の最大の祭りになることは間違いないだろう。
武士(221) 週刊ヤングジャンプ
ハチワンダイバー, 柴田ヨクサル
先日、鬼将会に拉致され行方不明となっていた菅田健太郎さん。その安否が心配されていたが、鬼将会アジトの地下に存在するという独立将棋国家にて連勝を続けているとの目撃情報が入った。
独立将棋国家では賭け将棋で100万円以上勝つまでは外に出ることが出来ないため、菅田さんは倍々ゲームを繰り返し、あと1勝で脱出というところまでたどり着いているようだ。
菅田さんはハチワンシステムという相手の動きに対応し、自分の差し筋を自由自在に変えるという棋風を編み出し、現在まで6連勝を続けているとのことだが、最後の相手は独立将棋国家最強と呼ばれている「右角」さん。
このまま負け知らずで脱出できるのか?
それとも「右角」さんがそれを阻止するのか?
独立将棋国家中の住人が見守る中、ふたりの対局が始まろうとしている。
武士(221) 週刊ヤングジャンプ
ハチワンダイバー
謎に包まれた将棋の真剣師集団「鬼将会」により「ハチワンダイバー」菅田健太郎さんが拉致された模様。
菅田さんは「アキバの受け師」中静そよさんや斬野シトさんらとともに鬼将会に接触しようと作戦会議をしていたところ、鬼将会のメンバーと思われる3人組が車で現れ、あっという間に車中に押し込まれさらわれてしまった様子。
拉致の際、斬野さんらは車への体当たりや、窓ガラスを突き破るなどの抵抗を試みたようだが、車のドライバーは窓に掴まっていた斬野さんごとドアを捨てて逃走した。
作戦では以前に鬼将会メンバーを倒した菅田さんが囮となり、鬼将会の接触を待ち、それを変装をした中静さんらが取り押さえる、という手筈になっていた。
だが、変装の内容はサンバイザーをかぶるだけ、という非常にシンプルなもので、菅田さんは不安を隠せず作戦に疑問を呈していたようだ。
鬼将会は負けたら「死」といった賭け将棋をしているなど、将棋のためには人の命など何とも思わないという噂もあり、菅田さんの今後の安否が心配される。
武士(221) 週刊ヤングジャンプ
ハチワンダイバー