極秘収容施設アビスの最新部に捉われていたのはテロリストメーカ―「蝶」(バタフライ)だったことが判明した。
蝶さんは仲間たちの手引もあり、脱走に成功、同じく脱走中であった「護り屋」楯雁人さんと伝説の傭兵「ジーザス」に最終決戦の地は「東京」ということを告げ、砂嵐に姿を消した。
極秘収容施設アビスはテロリストの容疑がかけられた者に対し、拷問を加え自白を強要する施設と思われていたが、本当の目的は最深部に捕えられた「蝶」さんを収容するための施設だったようだ。
「蝶」さんは半年ほど前からアビスに収容されていたようで、最近では立ち上がる元気もないとのことだったが、かつての自分の「宣言」が囚人たちの心の支えになっていることを知り、再びテロリストメーカ―として最後の戦いに向かうため、脱走を企てた模様。
また、「蝶」さんはかつての仲間、フランク・ルーデルさんより楯さんに渡されるはずの義手を入手しており、自分の右手に装着、使用する場面も見られた。
どうやら「護り屋」の最後の戦いは自分の義手との戦いでもあるようだ。
武士(221) 週刊ヤングサンデー
暁のイージス
イージスの楯と呼ばれる「護り屋」(ボディーガード)楯雁人さんが収容されている極秘収容施設アビスにて、本日、大規模な爆発・火災が発生した。
このアビスという施設は、アメリカと密約を結んでいるカダス政府の管轄下にあるテロリスト収容施設である。カダス政府では拷問を合法としており、この施設では容疑者に拷問を加え、自白を強要するなど、アメリカの闇の部分とも指摘されているとのこと。
また最下層では世界中でテロリストを増やし続けているという「蝶」(バタフライ)によってテロリストとなった危険分子たちが収容され、楯さんもここに収容されていた。
今回爆発が起こった際にはアビスの最下層にてテロリスト達による騒ぎが起きており、多くの看守たちの注意はその鎮圧向けられていた模様。
また、アビス周辺では伝説の傭兵「ジーザス」が確認されており、捜索隊との戦闘も起きている。
「ジーザス」はレイチェル・天宮・ハンターさんらから、楯さん救出の依頼を受けているとの噂もあり、今回の爆発事件にもなんらかの関係があると思われる。
武士(221) 週刊ヤングサンデー
七月鏡一, 暁のイージス, 藤原芳秀
クレイジーパピヨンこと、日浦匡也さん(数寄矢会阿湖義組若頭)が意識を取り戻したとの知らせが入った。
先日、日浦さんはヒットマンによる襲撃により、全身に銃弾22発を打ち込まれ、さらに爆弾の爆風による両足の損傷などの大けがをし、意識不明の重体に陥っていた。
現在日浦さんは集中治療室にて、警察の保護の下、治療が続けられていたが、同じ組員である菊川玲二さんが駆けつけ、懸命の呼びかけを続けたことにより、なんとか意識を取り戻した模様。
また菊川さんは現在、全国指名手配中であり、日浦さんとの面談の際には看護師に変装し、さらに見張りの警察官への暴行を働いたとの報告も入っている。
菊川さんはその後も逃走を続けている模様。
武士(221) 週刊ヤングサンデー
土竜の唄, 柳沢智夫, 高橋のぼる